上記リンク先に「第2回世界バナナ会議」についての参加レポートが掲載されています。バナナは好きな果物の一つで、旬の季節に限らず(というより旬はいつだろう)よく食べます。でもバナナがどのように作られて、自分の手元にやってくるのかについてはよく知りませんでした(ごめんなさい)。レポートにも記されていますが、バナナは低賃金労働や農薬による環境汚染、たくさんの社会問題を抱えています。
バナナ・リンクは、イギリスの店頭でバナナが1キロ0.8ポンドで売られると、利益はどれだけ残るのかを試算した。この価格ではコスタリカの生産者には法廷最低賃金に相当する仕入れ値さえ払えない、ということはコスタリカの生産者は畑ではたらく労働者に法廷最低賃金を支払えない。「国際買い付け会社は事実上、バナナ輸出国すべてにエクアドル並みの安い労働コストと環境破壊をおしつけている」と、バナナ・リンクの報告書にはある。(「危ない食卓」 P189より)