「最近読んだ本(1)」「最近読んだ本(2)」の続き。読書が趣味ですと自信を持って言うにはどのくらい読めば良いのでしょう。
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バズマーケティング マークヒューズ著 依田卓巳訳:バズ(流行、話題になること)を生み出すためのポイントとして「タブー」「一風変わったこと」「突飛なこと」「おもしろおかしいこと」「ずばぬけていること」「秘密」の6つを挙げています(p55)。この6つ自体はアメリカ的というか、きっと日本には日本の文化にあったバズの引き出し方があるんだろうと思います。
この本の核心は「ありふれた場所にありふれた広告があったとして、あなたはそれを読もうと思うのか」という、ある種当たり前の疑問なのだと思います。今は昔と違って、広告があふれているし、広告以外の情報がたくさんある。
気に入った言葉は「今日の常識は、消費者はかつてないほど賢いということだ(p72)」「だが、あなたに必要なのは、私が呼ぶところのクラッター・フリーの媒体 - ほかのどの広告とも競合せず、100パーセントのマインドシェアを獲得できる媒体 - である(p91)」など。 - 海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点 宮下裕介:たまにこういう本も読んだりします。まあ、その、役に立ったり立たなかったり・・この本が役に立たないというのではなくて、まあその、勉強を継続しきれない自分がだめ人間なんです。はい。
- 天才数学者、株にハマる ジョン・アレン・パウロス著 望月衛 林康史訳:原書タイトルは「A Mathematician plays The Stock Market」。株でごにょごにょして成功した人の話を聞いて、思わず買ってみてしまった本。この本の内容は、どちらかというと株にまつわるエッセイという感じ。個人的に内容にさして目新しいものは少なかったですが、「アンカリング効果(p25)」の話は少し面白かったです。アンカリング効果(Anchoring Effect)とは、(それがどんなでたらめな数字であれ)最初に与えられた数値(初期値)に基にして決定するという効果です。たとえば100円の物を題材に「これは1000円より低いか高いか、またそれは何円か?」という質問をした場合、低いという答えが回答の方が多いが、値段は750円とか、最初に与えられた数値(1000円)に近い数字となる。
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