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2004年12 月25日 (土曜日)

コメント

biotoday

BioTodayの清宮です。山口さん、記事を取り上げていただきありがとうございました。猫を飼っておられたのですね。大事に飼ってもらって猫も幸せだったと思います。

多くの人が山口さんのように死んだ猫のクローンなんて欲しくないし反対と感じていると思います。私もそんなことしたくないです。ペットだけでなく、自分に子供が死んだとしてその子とそっくりなクローンを作りたいとも思わないです。

ただ、今回猫のクローンが作られたように、現実にはそういうサービスを求めている人がいます。そういうサービスが普及したときにどんなことが起きうるか?を見据えて対策とか規制をしていく必要があると思いました。

ヒトのエゴは消しようがないので、果てしないヒトのエゴがもたらす出来事を予想して対処していくことが必要なんだと思いました。難しいですよね。

山口

こんにちはー、山口です。
本当は飼い猫としてではなく、外で延び延びと駆け回れていた方が猫としては幸せだったのではないかと、いつも考えてしまいます。人間的な視点で猫の幸せを考えてみても、結局のところ結論は出てこないのですが・・

倫理観の欠如というよりは、価値観の違いと言いますか、色んな考え方、事情があって、クローンを求める声というのはあるんでしょうね。たしかに様々なケースを見据えたガイドラインのようなものは必要だと思います。怖いのはやはり生命が生命として扱われなくなる状況です。

人間のエゴとは何か・・というところまで突き詰めていくと、人間のどんな行動でもエゴと言えそうな気がしてきます。そこまでいくと、哲学的すぎて、もう分けが分からなくなってくるのですが、たぶん重要なのは、調和なのかなと思います。

どこで調和を計るかというのも、また難しいのですが・・

biotoday

山口さん、こんにちは。クローンが一般化してくると、生命というものの捕らえ方も微妙にまたは大きく変わってくるような気がします。ある固体が死んでもそれとそっくり同じ固体が作れるという風になれば、生命は決して途絶えないものと捉えられて生命の尊さのレベルも今より低くなってしまうんじゃないかと思います。

たとえばA.I(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005S8LJ)で、量産されたロボットが次々に捨てられてしまったように、クローンも邪険にされる恐れもあるなあと。理想は誰の心にも生命が尊いものであることを植えつけるべきだと思うのですが、現実には山口さんが危惧しているような「生命が生命として扱」えなくなる人は一定のレベルで存在し続けると思いますし、クローンが一般的になればそのレベルはさらに上昇していくと思うんです。

そうですね、結局調和とかバランスが大事ですよね。私は肯定的な意味の分相応という言葉が好きです。借金まみれで再生不可能な銀行なんてつぶれるのが分相応だし、莫大な借金をしてまで家を欲しがるサラリーマンは分不相応だし、分相応な生活とか決断をしていれば世の中平和になる気がします。

クローンペットにしても、最後まで面倒見られないような人や生命を軽んじるような人は分不相応なので飼うべきではないですよね。

ただ、借金まみれの銀行は今でも残っているし、借金して家を買って首が回らなくなってしまうような人がいたりするし(なんか借金ばかりですね....。)、当たり前のことですが実際には分相応な決定って難しいんでしょうね。

山口

こんばんはー、山口です。A.I.はDVDで見ました。心を持ったロボットというのは、「モノ」と呼ぶべきか「生命」と呼ぶべきか、難しいところですね。「作り直す」ことができるクローンにも似たような危うさはある感じがします。たぶん生命の尊厳というのは、二度とやり直せないところにあるんでしょうね。

そうとすれば、クローンを作った後に、「破棄」することや、同じものを「作り直す」ことを禁じるような規則が重要になってくるかもしれません。

長期的に継続される責任に対して、自分がどのくらい耐えられるのか、自分で判断する力は必要だと思います。そういう意味で、分相応というのは重要なことなのかなと思います。

金銭的な困難は比較的予測しやすい困難かもしれないですけど、生命に対する責任感というのは、予測は難しいですよね。10年、20年という時間は途方もなく長いですし、生命に対する責任というのは、金銭に比べて、すごく重いですし。おっしゃるように、その決定というのは難しいんだと思います。不可能に挑戦することが必要なシーンというのもあると思いますし。

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