人によってはウィットに富んだジョークだと絶賛するのかもしれませんが、個人的にはどうも品性に欠けるなあと感じてしまう。特に下記の記述は品性に欠ける。
それもそのはず、大物政治家のお父様の下で何不自由なく育ち、お父様の秘書を経て3世議員になられたサラブレットのシン様には、世俗で使われる言葉の意味などわからなくて当然のことかと思います
PEACEBOAT:2月14日は、セントバレンタインデー。衆議院議員・安部晋三さんに「抗議チョコレート」を贈りました
言いたい気持ちは分かるけれど、別に安部さんが望んで大物政治家のお父様の息子に生まれたわけでもあるまいし。見方によってはちょっとした逆差別。これだったら、「圧力鍋で作ったチョコレートです」とだけ書いて送ってくれた方が、面白かったのに。そのうえで、実はこのチョコレートはフェアトレードで取引したチョコレートですみたいな話がつけば、PEACEBOAT本来の社会貢献性が見れてなお良かった。
なんというか、こういったジョークや風刺、ユーモアというのは、本質をずばっと言い当てる切れ味の鋭さが重要だと思います。その上で、批判された本人も「一本取られた!」と感心してしまう。それがジョークの素晴らしいところ。ねちねちとした長い抗議文を送るだけでは、安部さんの心には届かないだろうし(というより、誰があんな文面のチョコをもらって心を動かされるだろうか)、ジョークとしては三流以下でしょう。
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