長津田駅に長らく経営していたcafe cute(カフェキュート)が10月いっぱいで閉店することになったらしい。お店がいつから始まったのかは覚えていない。わたしが高校生くらいだったような・・ どこにでもありそうな、どことなく90年代を象徴する安っぽい洋風調な店内、クラシックともジャズとも言えぬ変なBGM。
美容室のお姉さんの話によると、駅内のお店を少しずつ変更する計画があるらしく(情報元不明)、カフェキュートもその中の一つらしい。跡地にはドトールができるとかできないとか・・・とにかくコーヒーチェーン店に変わるらしい。個人的には使い慣れたチェーン店の方が気楽に利用できて便利だけど、美容室のお姉さんはカフェキュートの長津田らしいダサさ加減が気に入っていたらしい。なぜか販売しているクレープが好きだったらしい。よく分からないけど、そういう話を聞くと一抹の寂しさを感じたりする。普段は何も感じないのに、勝手なわたし。
小学2年の時に引っ越してきてからもう18年になる。あっという間のようだった気もするし、長い長い道のりだったような気もする。わたしが小学生のころ、隣町の霧が丘は森に隔てられていて、近いけど遠い隣町だった。小学校の屋上からわずかに見える高層マンションの群れが、未知の世界を想像させてどきどきしたのを覚えている。今ではメインストリートが整備されて車で10分ほどの距離になった。メインストリート沿いにはモール型のショッピングセンターが計画されているらしい。
町が変わっていく姿はわくわくするとともになぜかもの悲しい。もう二度と同じ気持ちを味わうことはできないのだろうか、そういったもの悲しさ。町の哀愁とか慕情というのはこういうことなのかもしれない。しんみりと、思ったり、思わなかったり。
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