優劣を明確に分けられる問題は悩みません。より利便性の高い方を選択すればいいわけですから。悩ましいのは選択肢の優劣を見極めきれない問題です。なぜ見極められないのかの理由はさまざまですが、ひとつには長期的な視点で考えるべき問題で不確定要素が多い問題です。ひとつには選択肢がイコールで結ばれてしまうような問題であったり、選択肢の優劣が簡単にひっくり返ってしまうような問題です。後者の問題はいわゆる「どちらでもかまわない問題」です。要するにど〜でもいい問題で、私にとって多くの悩み事はこのど〜でもいい問題です。ど〜でもいいことほどよく悩む。それがまた一つの悩みであったりします。
急行と各駅停車、どちらが利便性(満足度・効用)が高いと言えるのでしょう。その人の価値観にもよりますが、基本的には目的意識によって異なると思います。たとえば目的地への迅速な移動が目的であれば急行の方が利便性が高くなるかもしれませんし、ストレスのない快適な移動が目的であるなら各駅停車の方が利便性が高くなるかもしれません。それには電車の混在状況や居住地などといった外部要因が大きな影響を与えます。だからケースバイケースであって、いろんな通勤スタイルというものがあります。
通勤のような毎日繰り返される行動において、より利便性の高い電車を選択することは簡単です。なぜなら既に蓄積された情報があるため、混雑状況といった重要な情報について精度の高い予測が立てられるからです。予測される混雑を耐えてでも早く帰りたいのか、遅くなっても良いから予測される混雑を避けて快適に帰りたいのか。個人の目的に応じて急行で帰るか各駅停車で帰るかが変わります。それは毎日繰り返される選択肢であって、目的はいつもたいてい同じ。答えは決まっています。
しかし、されど当然のことながら、これが帰りに寄り道を企てると事態は急変します。たとえば帰りにどこかによってご飯食べて帰りたいだとか! 少しのんびりして読書に勤しむのも悪くないよねとか! じゃあ目的地に早く着いた方がいいかな? とか! でも20時台の帰りの電車は激烈に混むから場所取りを誤ると本気で圧死しかねない! 各駅でいくべきか? とかとか・・
刹那的で行きあたりばったりな思考が急行と各駅停車の優劣を逆転させます。ど〜でも良いのに、ああ悩ましい。ど〜でも良い悩みって幸せかもしれない。
そしてわたしは久しぶりに20時台の田園都市線急行長津田行きに乗り、圧死する。ボディにささるんだよね。おじさんのカバンが、ボディに。
各駅派です。
どんなに急ぐことがあっても、、、
っていうか各駅とかでいける様に時間設定する派ですね。。。
時たまあるラッシュはまじきついですが。。
投稿情報: まーしー | 2007年10 月 7日 (日) 19:54
こんにちは (-:
わたしは「できるだけ各駅」派です。できるだけというのがポイントで、朝はいつも余裕がなくて結局急行に乗ります(笑)
投稿情報: Yamaguchi | 2007年10 月 8日 (月) 13:48